2021.06.17 

2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニット

型式番号:STCBJC-22

2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニットは、組込用途や試作などに最適なPICマイコンを搭載した汎用PICマイコン制御ユニットです。2軸のステッピングモータードライバーを搭載していますので、ユーザーがプログラムを開発(開発環境はこちら)することで、搬送や位置決め制御など様々な用途に応用できます。また、一般的な外部入出力インタフェースを備えていますので、試作や小ロット製品など、柔軟かつ幅広い対応が可能です。液晶表示器、発光ダイオード、押しボタンスイッチを搭載していますので、一定のマンマシンインタフェース構築が可能です。

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基本仕様

マイクロチップテクノロジー社のマイコン(PIC24FJ128GC010)を核としてマイコンに備わっている機能を有効に使えるように以下の機能を実装しています。

構成品
  • 2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニット本体(電源、RS485、モーターの外部接続用コネクタ付き)
  • PICプログラマ(MPLAB® ICD)用接続ケーブル
外形 幅95mm×奥行き43mm×高さ125mm(突起部除く)
外形図はこちら(PDF形式)
重量 約270g(本体のみ)
電源定格
  • 電圧 : DC12V~DC24V
  • 電流 : 最大0.1A(ステッピングモータ駆動電流を除く)
  • 電源ON/OFF用トグルスイッチ付き
動作環境
  • 温度 : 0℃~40℃
  • 湿度 : 20%~80%(結露なきこと)
CPU
  • フラッシュメモリー : 128Kbytes
  • データRAM : 8Kbytes
マンマシンインタフェース
  • 液晶表示器 : 16桁×2行(ストロベリー・リナックス製 SB1602BW使用)
  • 発光ダイオード : 4灯(緑緑橙赤)
  • 押しボタンスイッチ : 4個
入出力ボード 絶縁型RS485ポート : 1点

  • 終端抵抗使用切替えスイッチ付き
  • 終端抵抗値:120Ω
状態モニタ用RS232Cポート : 1点
ステッピングモータードライバー : 2CH
(STMicroelectronics製 L6472PD使用)

  • 対象モーター形式 : 2相バイポーラステッピングモーター
  • 動作電圧 : 12V~24V
  • 最大出力電流 :7A(パルス幅1msec以下の場合)
絶縁型デジタル入力ポート : 6点

  • 信号レベル : 電圧:最大24V、電流:最大4mA
絶縁型デジタル出力ポート : 4点

  • 信号レベル : MOSFETリレー絶縁出力
  • 負荷定格 : 許容最大電圧:60V、連続電流:380mA、ON抵抗: 2Ω
非絶縁型アナログ入力ポート : 4点

  • 信号レベル : DC0~2.5V(入力インピーダンス:100KΩ)
  • A/D変換精度 : 12ビット
非絶縁型アナログ出力ポート : 2点

  • 信号レベル : DC0~2.5V(出力抵抗:100Ω以下)
  • D/A変換精度 : 10ビット
コネクタ 直流電源入力コネクタ : 1(2Pプラグインコネクタヘッダ)
USBコネクタ : 1(ミニUSB A/Bコネクタ)
絶縁型RS485コネクタ : 1(4Pプラグインコネクタヘッダ)
状態モニタ用RS232Cコネクタ : 1(DSUB-9P)
ステッピングモータードライブコネクタ : 2(4Pプラグインコネクタヘッダ)
アナログ信号、絶縁型デジタル信号入出力ポート信号接続コネクタ : 1(40PMILタイプ)
プログラム用コネクタ PICプログラマからのプログラム転送用ケーブル接続コネクタ : 1(6PGHコネクタベース)

絶縁型デジタル入出力ポートの接続

  • デジタル入力とデジタル出力ポートは共にMOSFETリレーによって絶縁されています。
  • デジタル入力にDC12Vを入力するとユニット内のMOSFETが[ON]になり論理「1」の信号入力として判断・処理されます。
    デジタル入力に24Vを入力する場合は3.3KΩを直列に接続する必要があります。
  • デジタル出力にはMOSFETリレー接点が直接接続されています。
    内部信号を論理「1」にすると対応するMOSFETリレー接点が[ON]になります。下記に内部回路構成を示します。

絶縁型デジタル入出力ポートの接続

ピンアサイン

ダウンロード (PDF, 129KB)

構成品

2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニット本体

2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニット本体

2軸モーター制御付きPICマイコン制御ユニット本体です。

PICプログラマ用接続ケーブル

PICプログラマ用接続ケーブル

PICプログラマとリモート信号入出力制御ユニット本体を接続するケーブルです。

プログラム開発環境

プログラムの作成、編集、コンパイル、シミュレーションデバッグなどは、Microchip社製「MPLAB® X IDE (統合開発環境)」にて行います。標準的なMicrochip社製統合開発環境で開発が可能です。

PICマイコンにプログラムを書き込むには、専用のPICプログラマ(PICライタ)が必要になります。PICプログラマ(PICライタ)は、Microchip社製「MPLAB® ICD」シリーズを推奨します。

PICマイコン開発手法

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